マインドフルネスおはなし会３
マインドフルネスおはなし会１
マインドフルネスおはなし会２
「病院に行って血圧を測る時だけ、血圧が高くなってしまいます。家で測ると普通なのですが、病院での検診で１６０台になってしまう。それが怖くて・・・テレビを見ると１３０以上は身体に悪影響だとか聞いてしまって、トラウマみたいになってしまった・・・」
なるほど・・・それはお医者さんが治療の対象者をデータで割り出して、平均値を出したに過ぎません。しかも本当にその数値が正しいのか、一体誰のどんな状態で計ったのかはわかりません。血圧が１７０でも普通に生きている人も実は沢山いますし、ましてや家で平気だとすれば問題ではありません。今の自分にだけ集中すれば病院でもそんなに上がりません。
テレビはあながち間違いでもないけど真実でもありませんのでご安心ください。これって日本人特有の気質で、皆んなと同じじゃない！だから自分はダメだってレッテルを自ら貼っちゃうんですよね。パニック症なども同じように思います。今平気なのに、過去からダメな自分を引っ張ってきてるだけですからね。
それって、周りに対して、迷惑をかけれない、自分だけ変だ、とか思っちゃうんだけど、なんか、かっこよくとか、スマートでいる必要がなくて、仮に、血圧高いなら、下げる努力をすれば高齢でなければ簡単に下がります。これって全てにおいていえること、自分は母親だから、父親だから、経営者だからとかって思い込む必要はなくて、子供の方が優秀な場合もあるし、妻の方が稼げる場合もあるし、社員の方がクリエイティブな場合もざらにあるわけで、それがダサいわけじゃないんですよね。できないし、そこに能力ないのに虚勢張ってる方がちょーダサいじゃん？自分で自分の型にハマらないことが大切ですね。
なんかキチキチする必要がないっていうか、それに気づくだけでまずは変わります。でも変わることも、良い方向とか悪い方向とかジャッジするんだけど、それすらもただ変化するだけで、良いも悪いもないんですよね。でもこれすらも、やろうと思ってもできない場合もあるわけで、でもそれが人間です。でもそれもさ、時が解決しますからね。
そこを踏まえて慈悲の瞑想をお伝えしたいと思います。
慈悲って在り方は、実は探しに行かなくちゃ見つからないんだよね！慈悲はちゃんと扉を開けないと閉ざしている領域です。ちゃんと自分の手で慈悲の領域の扉を開けないと開きません。実は他人の幸せを願うこと実現するには、自分が幸せでなくてはいけないのに、案外、自分は幸せになってはいけないと思っていたり、もっと苦労しなくては楽になれないのではないか、とか勝手に思っているんですよね。でも自分が幸せでない人が他人の幸せを、例え仕事でも、お子さんに対しても願っていていたら、それは自己犠牲以外の何物でもないんですよね。それじゃ誰も幸福になんてなれないんですよ。
人間って思っている以上に賢くはなくて、何回も何回も頭の中で『自分が幸せでありますように。自分の人生から苦悩がなくなりますように。』と念じていると、なんとなく時間をかけてその通りに寄せていくんですよね。だから毎日に思って欲しいんです。慈悲は一方通行ではなくシェアしあうものです。最近はこういう話は宗教の悪事のせいで、タブーみたいになってたけど、今これが欠けてるんです。皆んな自己犠牲の負債者なんじゃないかなって、整体をやっててすごく思うんだよね。結局それが病気や痛みを生み出しているのを沢山見てきましたしね。
自分を愛することって、ハワイに行って豪遊するとか、好きなことをやりまくるとか、そんなんじゃないんですよ。勘違いしてるんですよ。それは本質ではありません。だってその先には必ず苦悩が待っているから・・・自分を愛するというのは、無様な自分を受け入れ、許すこと、それが大切です。僕も本当にできないこといっぱいあるんですよ。夫婦で生活してると、掃除もまともにできないし、料理しても絶対嫁さんには勝てないし・・・でも僕にしか出来ないことだってあるわけで、補い合えば良いんですよ人間全体でね。
これらを踏まえて慈悲の瞑想を行っていこうと思います。
【編集後記】
おはなし会の全てではなないのですが、できる限り雰囲気をつかめそうな講話を抜粋して活字化しました。ほぼ講話中に言ったままに文章化しているので、わかりにくい言い回しも、特に序盤はあったかもしれませんが、その方が熱量が伝わって良いかなと思い、あえてそのままにしました。
さて、このマインドフルネスおはなし会ですが、次は８−９月ごろ名古屋での開催実現に向け企画を進めています。また個人的にはなんだか福岡に行きたくて、福岡界隈で興味がある方がいらっしゃれば是非お話をさせて頂きたいなと考えています。福岡でやってー！ってお声がけいただければ嬉しいなーと思います。
では、長くなりましたが、皆様が幸せでありますように！
