睡眠中の脳
睡眠は人生の3〜4割を占めています。人間が生きる上で無条件で必要なシステムです。寝ている状態というのは、脳が休息している状態ではありません。むしろ、覚醒している状態と変わらずに活動しています。では脳は寝ている時に何をしているのでしょうか?
脳の健全は睡眠で保たれる
人は活動をすると、老廃物、廃棄物などの物質や情報記憶が発生します。それを処理、処分しているのが睡眠です。実際、精神疾患の始まりは眠れない事や、睡眠時間の短期化が引き金になっています。脳内に記憶や刺激、ストレス、物理的な老廃物が溜まっている状態ですので、脳の活動である精神に支障をきたすのは容易にお察し頂けると思います。それだけではなく、慢性疲労や生理不順からの不妊なんかも随分睡眠と関係しています。
睡眠は清掃モード
人間は覚醒モードと睡眠モードがあるといえます。覚醒モードは活動している状態。睡眠モードは休息ではなく、清掃・整理モードです。それは物理的に脳や体内にあるゴミを整理したり、破損した器官を修理したり、記憶や体験の刺激による情報のファイル整理したりする時間といえます。
脳の休息はマインドフルネス
脳の休息(省エネ稼働)と考えると、マインドフルネス(瞑想)が最も効果的だと思います。マインドフルネスしない人が殆どですよね?それは脳は殆どフル稼働で休みなしの残業超過状態だといえます。睡眠で清掃はできてるけど、働きっぱなしの脳は当然ながら不安や恐れを感じます。それもよく考えればお察し頂けることかと存じます。
覚醒と睡眠は拮抗関係
人間はモード別のサイクルで稼働しています。覚醒モードではしっかり活動し、清掃モードではしっかり睡眠する。どちらが崩れてもパフォーマンスは低下します。全く活動しなければ、睡眠の質は下がるし、睡眠の質が下がれば、覚醒時の活動の質も下がります。互いに拮抗関係だともいえますね。
おやすみタイムは自分だけの時間に!
睡眠をもっと楽しめたら面白いですよ。テレビやスマホを眠る一時間前には遠ざけるのは最初のステップです。自分の好みの素材の寝具を整えたり、寝る前に自分の身体を呼吸で感じてみたり、好きな香りのオイルで顔や頭を優しくマッサージしたり。自分の究極のリラックスはどんな方法なのか?自分で自分を癒す時間に睡眠前を有効に使ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
睡眠は清掃モード!休息はマインドフルネス!良質のおやすみタイムを楽しむために自分の好みを模索し、好み尽くしな時間を過ごせば、翌日の仕事や家事はハイパフォーマンスでこなせます!