奈良岡整体

告知と哲学を記します

技術より先にあるものとは

メルマガ会員限定で個人レッスンを受けているのですが、皆さんが仰ることは、“患者さんの見立てができない”若しくは“自分が感じた事が正しいのかわからない”というテーマを毎回頂きます。

 

世の中の技術講習・セミナーは全てと言い切っていいほど、【方法論・技術論】を説きます。こうやったら、こうなる!という所謂【X +Y=1】みたいなものです。ここでいう方法論・技術論は【X +1=1】という状態です。つまりYを方法・技術論とすれば、ずーっとXがわからないまま、1を加算しているといえます。このXこそが見立てであり、患者の状態をきちんと把握する事に他なりません。ずーっとなぜ1が答えになるのがわからないわけですから、いつまでたっても完成した答えは導き出す事ができず、これはフラストレーションを常に身にまとうような状態です。

 

でも、ようやく来たか。と僕は嬉しく思います。それは、殆どの方が、ずーっと方法論と技術論に明け暮れ、結果が出たのか、出ないのか定かではない暗闇で手探りしている。人間がどういう生命体なのかというのをあまりにも無視し続け、あっち側は理論武装し、そっち側は心、心とむやみに叫ぶのです。それは人間という生命体を知らなすぎている証拠だし、結局自己の内側の願望に囚われているだけに過ぎず、人間に対してセラピストがしっかり向き合っているとはいえません。だから、ようやく人間という生命体について知りたい!と思うセラピストが増えてきたなと思うと、嬉しく思います。

 

会社員ならそれでいいのかもしれません。いや、むしろ、東京では会社員の方が今はセルフケアしてたりしますよ・・・でも、セラピストは資格ありなり別に、患者と向き合い、患者の問題を解決する術の全てが技術です。患者さんの状態を的確に捉えるためには、人間とはどういう生命体なのか?自分とは何なのか?をそろそろ知っていい成熟期に入ったのかなと思います。人間という生命体を知らない人に、生命を扱うことは叶うことはないのではないでしょうか?

 

 

マインドフルネスおはなし会参加者募集中

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ヒーラー奈良岡元

www.naraokahajime.com

 

 

 

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