奈良岡整体

告知と哲学を記します

空腹がもたらす満腹

お恥ずかしい話ですが、僕は食を貪っていたなと思います。食べる事が大好きで、1日の楽しみは美味しいものを食べる事でした。1日に与えられた三食を空腹とは関係なく、いかに充実させる事ができるのかに囚われていました。でも、どうしてそんなに食べる事ばかりに気を取られ、照準を合わせてしまうのか?この食に関わる消費行動はなぜ起こるのか?をいつものように分解して考えました。

 

食べる行為とは、誰にも咎められることのない快感の一種です。完全なる自己責任で得られる快感です。では、なぜそんなに快感が欲しいのでしょうか?快感が欲しいと感じるのは、快感が足りないからなのか?しかし、僕の場合は快感が足りていない事も然程なく、ストレスの代償で、快感を欲しているという事に繋がりました。

 

ストレスの代償で食を貪る場合、食べる行為のみが目的です。食べたいものを食べる!という欲求です。でも食べても食べても物足りない感じが出てしまい、満腹をあまり感じる事がなかったように思います。

 

食べるという行為は生きる為、味わう為等という本来の目的があります。生きる為に、味わう為に食べるという観点を主体にすると、身体に食べるべきかどうかを問う必要があると僕は考えました。脳が食べたいと感じる衝動を信じず、胃がグーっと鳴るまで食べないという事を実践しました。そしたらすごい事が起きたんです!今まで感じた事があまりなかった満腹を簡単に感じられ、米、野菜、等の食材がとても美味しいと感じるようになり、満たされる事に気づけました。

 

空腹感が満腹感を生み、空腹が感覚の繊細さを呼び覚まします。あくまで僕のオナカ調べですが、一日二食で、日によっては一食でもいいのかもしれません。オナカのペースで食と向き合うと、そんなに食べなくても大丈夫なんですよね。

 

なぜ、三食が習慣になったかというと、江戸時代中期あたりの肉体労働者が三食になり、戦後も製造業が盛んな日本は三食が定着しました。また、エジソンがトースターを売りたかったとか、まぁ、だいたい自然の摂理に反す事をするのは商いの都合であるといえますね。

 

空腹は、最高のスパイスで、空腹は腹が空なんだから、アタマじゃなくて、オナカで感じると、アタマは食に囚われず、本来やるべきクリエイティブさを発揮します。食と性は本当に人の脳を支配する魔力があるので、要注意ですね。お酒もタバコも甘いものもこれに通じるかと思います。カラダによーく聞いてみて!

 

 

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ヒーラー奈良岡元

www.naraokahajime.com