手が動くがままに
無造作に手をヘソを覆うように腹部の添える。
手の緊張を完全に消し去り、空気のように軽く添う。
この時、感じとろう、探そう、と思わずただお腹に手が寄り添う。
意識はボンヤリしているけど自分に留めておこう。
すると手は臍を中心として1時方向にゆったり引きつけられる。
しかも平面的ではなく、やや身体の奥の方に引きつけられる。
確かに1時方向の奥で何かが微細に引っ張っている。
最近、胃の調子はどうか?と問うと
『逆流性食道炎気味で気持ち悪い』と返ってくる。
そりゃそうだ、ひっぱているんだから。
1時方向に引っ張ろうとする体内の微かな動きと
同じ微かな重みをここではじめてお腹に充てる。
とても微かなモゾモゾっとした感覚のあとから
もっと奥の方からさっきより強く惹きつけられる感覚に出会う。
この際、1時方向に自分の意識とてのひらを向かわせてみる。
これは横隔膜の向こう側の感覚だと気付く。
湯豆腐を箸でつかめる程度の圧力を1時方向に向かわせる。
そのまま静止してしばらくすると1時方向から何も感じなくなった。
後日、徐々に逆流性食道炎も緩和したとの報告を受けました。
本当はシンプル。
ややこしくしちゃうのはエゴ。
エゴは時に味わいやその人らしさとなる。
でも個人的には風通しが良いシンプルさが好みです。
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