奈良岡整体

告知と哲学を記します

世界を作るのは自分

前回、人間から言葉を失くしてしまうと、外界との接触で得た刺激を受容(五感)する存在だとお話ししました。しかしこの受容ほど個人差があり不確実なものだと私は感じます。この辺りから人と人の微妙なミスマッチが生じると思います。

 

例えば、私と妻が同じ下北沢の商店街を一緒に歩いていたとします。

 

妻『今の赤ちゃん自分の足を噛んでいたね!』

私『へー、気づかなかった』

 

私『あの外国人の髭の濃さ、羨ましいな』

妻『えー?遠くて見えない!』

 

妻『あー草のにおいがする』

私『え?モルディブの焙煎のにおいしかしないよ!?』

 

このように、同じ場所、同じ時刻、同じ方向、つまり同じ次元を共有したとしても、受容する刺激は異なります。

 

つまり、同じ次元(同時刻、同場所)に共存しても、主観的な世界が存在し、受容している物事(刺激や感覚)は個々に別だといえます。これは同次元の別世界だと分析できます。

 

もっというと、自分が好ましいと思う情報を自動的に獲得し、幾重にも好ましい情報刺激を獲得し、せっせと自分の世界を自ら作り上げ、その世界で生きている。どんなに右往左往しても、今あるありのままの現実は、あなたの生きた足跡が作り上げた世界であるといえます。

 

人生を変えることが必要だと感じる場合、例えば病気、苦悩、苦痛が現実的にあるとしましょう。だから現状をブレークスルーしたい!と思うなら、食べるもの、着るもの、見るもの、聴くもの、行く場所を全部変えることです。

 

即ちインプットを変えること!

 

これだけで皆さんが思っている以上に簡単に、自分自身という存在は変わっていきます。自分の存在が変われば生きる世界が変わります。その変化した先の世界は病気や苦痛がないかもしれません。(おおよそは別の苦痛が待っています)つまり自分なんてものはなくて、単なる外部刺激の集合体なんですよね。

 

環境を変えるのが怖いとか、昔に戻りたい!と思っているのは単なる脳の作用です。しかし、脳は可塑性があるため、強制的に環境を変えればちゃんと順応します。また、私たちの生命は本来新たな体験をしたい!というエネルギー体です。じゃなかったら、赤ちゃんがあんなに汗だくになってまでも、新しい体験を獲得しにいきませんよね。

 

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