奈良岡整体

告知と哲学を記します

原因はストレス?

ストレスってよく耳にする言葉だと思います。殆どの痛みや不調の原因とされる事が多いのですが、ストレスってどういう意味なのか?そしてストレスがなぜいけないのか?はあまり知られていないように感じます。

病院でも、駅前の整体院でも、「ストレスですね〜」と簡単に宣告しますが、あまりにもアバウト・・・(医者はわかってるけどややこしいので形容詞で使ってるだけだと思います。)

今日はストレスとは何か?説明させて頂きます。

 

 

ストレスはなぜいけないの?

ストレスとは実は自律神経とホルモンが反応している状態です。適切な反応は何も問題ありません。しかし、慢性的にストレスに晒されると自律神経やホルモンはバランスを崩し、常に臨戦態勢になってしまいます。単純に考えてみて、起きている間、ずっと臨戦態勢って疲れると思いませんか?この乱れたバランスこそが、病気や関節の痛みなどを作ってしまいます。ちなみに、疲れ果てると、ずっと休止モードになってしまいます。これはアレルギー反応やうつ症状などに繋がります。人間に大切なのは適切なアクセル(反応)とブレーキで、アクセルやブレーキの踏みっぱなしが問題とされています。

 

ストレスの仕組み

ストレスというのは一言でいうと『外からの刺激で身体の中で起きた反応』といえます。反応とはホルモンが分泌されるという事です。ホルモンを分泌する事で、心身を正常に保とうというシステムです。

またストレスは脳で判断されると、副腎皮質と呼ばれる腎臓の上(腎臓は背中の真ん中くらいにある)にある三角形のツブツブしたやつが、ストレスから身を守るための物質(各種ホルモン)を血液を介して身体の各方面へ届けます。(女性の場合は卵巣なども反応します)

 

 

ストレス反応による身体の変化

副腎はストレスにより刺激されて、とにかく迅速に身体のあちこちにホルモンという物質を配達したい。そのため、身体を興奮状態にし、心拍数を高め、ホルモンの流通を速達に切り替えます。ホルモンを受け取った身体は血糖値をあげてエネルギーを燃やせるように臨戦態勢に入り、白血球(主に顆粒球)が増加し身体を細菌などから守るようにします。しかし、ストレスを与える脅威がなくれなれば(脳の判断により)元の状態に戻り、平常運転に戻ります。

 

ストレス対策

本質的な休息とはディズニーランドに行くことではなりません。憂さ晴らしを繰り返すと、よくないサイクルにハマります。一時的な高揚はさらなる苦痛を生みます。ストレス解消行為が実はストレス反応を大きくしているといえます。

ゆっくりと過ごし、自分のために時間を使ってみましょう。好きな音楽を聴いたり、ゆっくり部屋でヨガをしたり。生活の質を整え、心地よくできるかが最も大切な対策です。自分のペースは十人十色なので、自分の心地よい日常を時間をかけて模索する事が長いようで最も最短な方法だといえます。

物事は自分の思い通りにはいきません。自分を救えるのは自分でしかありません。期待をせず、心地よさを探ってみると良いでしょう。

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