健康という幻想
健康ってどこかボンヤリしていますよね？
辞書を調べると
「身体や心が健やかで、悪いところがない・こと（さま）。医学では単に病気や虚弱でないことをいうだけででなく、肉体的、精神的、社会的に調和のとれた良い状態にあること。」
またWHOでは
「ただ疾患や傷害がないだけでなく、肉体的、精神的、ならびに社会的に完全に快適であること。」
この二つの定義ほど曖昧なものはない。
何となくは理解できても、それ以上でもそれ以下でもない。
ただ、病気（WHOでは疾患や傷害）というものが密接であると読み取れる。
病気を調べると
「肉体の生理的な働き、あるいは精神の働きに異常が起こり、不快や悩みを感じ、通常の生活を営みにくくなる状態」「医学では、体の機能、構造、器官などの断絶、停止、傷害即ち、正常状態からの逸脱」
こうやってみると
世の中には健康な人に分類される人は少ない。途上国の人々は社会的自由や地位がないから健康には該当しない。なんなら日本人とて、社会に対して完全に快適な地位にいる人など一握り。
しかし
人類は大なり小なり肉体や精神に不快を感じている。もしくは不調を感じていても無視をしているため、殆どが病人であり、病人予備軍である。
つまり！
人間社会において、健康とは幻想という「現実にはないことをあるかのように心の思い描くこと」のようなシンボルといえます。しかし反面、病気であるという定義は殆どの人類が当てはまるという矛盾にぶつかります。
もしかして・・・
健康は病気の対義語として存在し、病気ありきの健康なのでは？と僕は思ってました。しかし、病気と健康が対になってるんじゃなくて、病気か？病気予備軍か？というカテゴライズなんじゃないかとも感じてしまいます。
医療の病気の定義は実にはっきりしています。統計や平均的数値を調査し、可視化に成功！平均から突出すると病気、平均を下回れば健康という基準を確立しました。これって、体の状態を示しているわけではなく、医療が決めたカテゴライズに分類されるか、されないか？という物差しなんですよね。
だからこそ
健康って、リアルガチで一体なんなのか？って理解しない限り、僕たちは病人か、病人予備軍か？を脱する事ができないように思います。
【まとめ】
健康なんて幻想で、絶滅危惧種みたいなものだよ
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世の中に定理に従ったら全員病人、もしくは病人予備軍
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医療の数値化は平均値にすぎず病気は医療が作ったもの
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ちゃんと健康について理解しないと本当の健康は生まれない
