奈良岡整体

告知と哲学を記します

鳥から見える人間の脳力

最近、人間が動物の中で最も高次元だということに疑問があります。個人的な意見ですが、高次だというのは人間の概念の中では高次なのであって、地球や自然で考えると、案外、人間って無能だと痛感します。

 

例えば、小学校時代、僕は柴犬を飼っていました。この犬は特別なご馳走をあげると、小屋裏に穴をせっせと掘って、御誂え向きのご馳走を穴の中に埋めてしまいます。挙句埋めた餌を忘れてしまい、土の肥料にしてしまい、結局餌にありつけない、というのを何度か見た事があります。人間も同じようなことをやっています。人間という生物に特化して分析をしていると、不思議な出来事に沢山の遭遇します。例えば、自分でわざわざ悩みを作ったのに、その悩みが大きくなってしまうと、自分が撒いた種だと気付かず、もしくは認められず、悩みすぎて病気になったりもします。犬はただ単に忘れただけですが、人間はややこしくこじらせて、挙句わからなくなるという・・・結局犬と同じですよね。

 

そんな中、僕が霊長類最強ではないか?と思うのが鳥類です。特にカラスは最強ですね。餌を採りすぎることもなく、仲間との連携も綿密ですし、カラスの死体を発見すると、悲しそうに皆んなで集まって鳴いているところを見たことすらあります。つまり一定の感情も持ち合わせています。さらに個体認識もできるそうです。カラスを脳から分析すると、カラスは大脳と小脳が同等の大きさです。人間と同じく視覚重視で、尚且つ昼に活動します。最近は残業しているカラスもよく見ますが、それは新宿や渋谷など都心部にいますね。

 

小脳が何をするかというと、呼吸機能と運動機能を概ね司っています。しかも自動的な運動機能で、身体で覚える、というような動きで大空を飛び回っています。また、磁場を感知する能力があるため、どちらが北でどちらが南かというのもわかります。

 

小脳が発達しているカラスのフィジカルを観察すると、トップアスリート並みの筋力を誇り、特に胸筋は新陳代謝も良好のようです。つまり小脳というのは、俗にいう、身体で覚える!というような無意識的なフィジカルといえます。小脳は人間は後頭部にあるため、首との接続の関係で、割とストレスを受けやすい部位です。頭蓋骨の歪みの好発部位でもあるように思います。最近つまずくとか、今まで無意識にできていた事につっかえてしまったりする場合、小脳を含む後頭骨などのストレスがある可能性があります。また、定位舌になり、顎が前に出ると、後頭骨は圧迫を受けやすいので、舌を強化するために硬いものを噛むことも、小脳のストレス軽減になるように思います。人間だけを観察していると、比較ができないため、その脳の機能がどうしても学術的に偏りがちですが、自然にいる動物たちを観察し、その能力と脳を比較することで、実際には何ができるのかを可視化し、理解が深まるんですよね。

 

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