１００を知るために９９を捨てる
僕は基本的に繋がりを重要視しています。
主に脳を含む頭部を一番重要視しています。でも、脳（頭）だけにこだわっているわけではありません。頭から全体がどうなっているのか？全体が頭にどう影響するのか？という繋がりを見出します。もっというと、人体と気候、人体と季節、人体と地域、人体と他の生物、人体と宇宙などの繋がりを見出します。その人体の中でも脳は整体やヒーリングを行う上で自分にとっては『全てのインターフェイスのような存在』と捉えています。
つまり、異常気象下では頭はどう変化するのか？ストレス過多ではどう変化するのか？チャクラとどう関わっているのか？万物がもたらす脳（頭）への変化を軸に観察しています。皆さんが思っている以上に、悲しいとき脳は変形しますし、地域によって頭蓋骨の歪み方も違うんですよ！
実際は整体で身体に触れる中で、肝臓、足首、手首、頚椎なども重要視していますが、これも脳や頭へどう影響をもたらしているのか？を頭を中心に全体を観察しています。
僕のセンスは沢山の点（存在や現象の断片）をひとつひとつしっかり見ることができません。沢山の点が点在する中で、その共通点のもっとも抽象的な点（つまり中心的な点）だけをずーっと静観し、周辺環境や現象などの全体の変化をたったひとつの点を通して観察しています。
身体は概念的にバラバラに名前がついていますけど、結局はひとつの存在です。人間と地球も概念的にはバラバラに名前がついていますけど、概念がなければ地球の一部です。 つまり、散らばった点をひとつひとつ見るのか、その散らばった点の中心である例えば太陽や銀河系の中心を見るのか？の違いです。
点で物事を捉える人たちって、心臓が感情を作っているとか、脳が感情を表すとか、腸は賢いとか、色々断定したがるんだけど、そんな事なくて、結局全部でひとつです。それって概念の中の思考だけで物事を捉えているんだと思います。だから身体のどの部位を拾ってもいいけど、ひとつのことを掘り下げる事でやっと全体が見えるようになってきます。これって共感性が強い人には到底できない事でもあります。１００を見るために、９９を捨てて１だけを深めるって事だなと僕は思います。
僕は個人的には患者さんの身体を何時間もかけて触ったり、身体全体に闇雲に手を掛ける下手な鉄砲を打たないようにしています。どれを、どのタイミングで打つべきか、絶対に外さずに射止めるために、人生の殆どを費やしていると自分でも思いますね。
チャレンジは大切です。でも僕のチャレンジは確実に射止める精度向上へのチャレンジなのです。
名古屋マインドフルネスおはなし会・9/27
