奈良岡整体

告知と哲学を記します

半年間、心だけにアプローチしてみた結果

2019年に変わり、早々に、身体へのアプローチではなく、心へのアプローチを試みるようになしました。なぜなら、心が身体を動かしている事が明確だったからです。僕は、本当に不器用というか、バカ正直というか・・・知りたいと思った事が出ると、それだけにのめりこんじゃうわけで、身体構造へのアプローチへの興味がこの半年、薄れてしまいました。しかし、ひとつの方向性からだけでアプローチを試さなければ、気づけないものが山ほどあります。半年間心だけにフォーカスした僕が何に気づいたのかを書こうと思います。

 

まず、心とはなんでしょうか?気持ち?感情?精神?僕はまずこの整理から始めました。もちろん、皆さんが思う心と、僕が定義した心とはニュアンスが違うかもしれません。でも、僕は心にアプローチする以上、心という存在が何なのかを定義しなければ、アプローチする対象がないので、雲を摑むようなアプローチになってしまいます。辞書にすら載ってません。つまり心という概念は象徴のようなもので定義づけされていないのです。

 

ここでひとつ大切なキーワードが象徴的な概念が心だという事です。

 

心は身体を動かします。しかし、身体がなければ心も存在しません。身体は感覚があります。感覚とは五感です。五感は即ち外界からの情報(刺激)入力です。つまり感覚は情報です。情報は消えてしまうもの、残るものと振り分けされます。その情報の振り分けは、普遍的な動物的な本能をベースに、教育や家庭という社会通念が加わり、情報を蓄積していきます。同じ景色を見ても、同じ空間を共有しても、どんな情報を獲得するかという基準を構築します。その基準こそ思考です。これこそが好き嫌い、良し悪しを決定づけます。この思考は感情を生みます。感情は反応です。もっというと、身体における反射が反応であり、それこそが感情です。感情は大きく分けると喜怒哀楽愛憎怨あたりでしょう。この感情が実に厄介な作用です。毒が入ったから嘔吐するというようなシンプルな反応ではないのです。わかりやすいのは反対の感情、好きなのに嫌いと言ったり、怨んでるのに感謝してみたり・・・これらの複雑なパターンの集合体がだと僕は定義しました。(心理学や脳科学や瞑想やチャネリングなどで総合的調べ)

 

身体→感覚→思考→感情→心→身体(行動)→感覚→・・・・と永遠にループします。

 

だから、心はパターン化された状態なので、ここへアプローチしても意味がないのです。ただただ、思考や感情がいつも通りのパターンを心に提供するに過ぎません。では心を救出することは不可能なんでしょうか??

 

僕はこれらの自らの定義から、まずは身体を整えること!これにより感覚が正常化されます。感覚が正常化されれば、新たな心のトラブルを避ける事ができます。

 

次に、思考の再構築。これは大変にハードルが高いです。例えば、僕はテレビを見る事は心を騒つかせると思うんです。でも、殆どの方は理解できません。テレビは情報ソースとして質が良くありませんね。質の悪い情報を与えられ、鵜呑みにするのは時間の損失だと考えます。本やネットや人と会う事の方が情報の質を自ら選択できるわけです。でも、奈良岡さん、変わってるねーで終わります。これが思考です。思考停止する事で、感情や心に絶大な影響力がある思考を他人に奪われたり、操作されることになります。

 

思考を変えることは子供なら簡単です。特に7歳未満のお子さんだとあっさり変えられます。でも大人になるとそうはいきません。特に30歳を過ぎると、脳神経は同じパターンばかり繰り返すように設定されています。生活習慣を一変させる以外、心を変えることはできません。僕には皆さんの思考を変える方法はこれ以外に思いつきません。ヒーリングで様々な方法を開発しまして、心のトラブルの始まりの種を身体から取り出す事には成功しましたが、思考は価値観でもあるので、結局また、ホメオスタシスを働かせて問題を拾ってきて、また種を植えます。これは大変長い道のりなのです。すごい覚悟がいる事だと痛感しました。

 

身体なら一回で治ることはざらにあるけど、心はそうはいきません!

 

これからは心についての研究結果を自分の整体療術にアップロードし、皆様の健康を様々な視点からサポートできたらいいなと思います。この研究経験を活かし、もう整体でも、ヒーリングでもなくて、奈良岡元のセッションは誰でも、どんなトラブルもどんとこい!という覚悟でございます。

 

 

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整体・ヒーリング・奈良岡元

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