奈良岡整体

告知と哲学を記します

視床のエトセトラ

視床は大脳の奥にありまして、視床下部の方が有名なのもあり、視床はあまり話題に出ません。何せ、松果体とか脳下垂体、扁桃体に海馬という神秘的感満載のもてはやされるやつらに比べたら、視床はパッとしない。かっこいい肩書きもない。でもそうじゃないというところをお伝えできればと思います。

 

視床ってこれね。

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何と言ってもフォルムがいいでしょう?

ガンダム好きならエルメスを彷彿させるこのフォルム!視床の真ん中には第三脳室という宇宙デザインな空間があります。

 

 

さて、本題、視床が何をしているのか?

臭覚以外の全ての感覚入力を知覚しています。つまり感覚的な情報を真っ先に受け取るエリアといえます。身体に不調を抱える患者さんをよく観察していくと、感覚がそもそも不可解な事があります。感覚って、身体感覚以外にも気圧や湿度など自然環境との調和も含めですよ!

 

例えば、指先が冷えると仰る患者さんがいるとします。でも触ると然程冷えていません。手根管や頸部を確認しても大きな歪みもない場合、冷えは単なる感覚である可能性が示唆されます。そのため僕は視床の誤作動も早い段階で視野にいれます。

 

指先の感覚を受信するところは、視床でいうと両側やや後方あたりと反応するのですが、このエリアに問題がないか確認します。というのも、だいたい3センチ角くらいの大きさの視床は、右と左と二房ありまして、中心を境目によく左右捻れています。大脳自体、左脳は後方、右脳は前方に構造的にややズレがあります。脳は左右対称じゃないです。で、視床ですが、脳の奥にあって、その真下には間接的に中脳、橋、延髄という中枢神経や背骨があります。視床が歪みやすいから、真下にある頚椎なんかも影響をうけるのは重力がある以上容易に察しがつきますね。

 

なんでズレちゃいけないのかって、やっぱり血流とか脳脊髄液などの水圧変わってきますから、それはなんかムズがゆいというか・・・また、脳出血の好発部位なので、ちょっとの誤差のうちになんとかしたいものです。それらを踏まえて最適なスペースへ戻す必要があります。しかしこの最適なスペースは三次元的なものの見方では正解は出にくいので、患者さんの感覚が良好に変化したり、時間が経ってからどうなったのか、ヒトアーカイブで僕は進めています。エビデンスアーカイブって、ヒトをむしろ無視してるんじゃないかなと。(ロケーションによってはすごく大切ですけどね!)

 

どうやってこのズレを整えるのかというと、脳脊髄液にアウトソーシングするパターンと、ヒーリングで(整体なのか気功なのかわからんけど)細胞的に変化をもたらすのかという二択で僕は現実的にアプローチしています。再評価も徹底的にやらないと意味がないですね。宇宙のエネルギーがとか、そういうんじゃなくてね・・・

 

最後に、マイナーな視床にキャッチコピーを独断と偏見で授けよう!

【ハブ感覚】ハブ空港のオマージュです。ほんとは【脳内サイコミュ】とかにしたいけど、誰もわからないでしょうしね・・・

 

 

整体・ヒーリング

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