奈良岡整体

告知と哲学を記します

無常・アニッチャ

無常、パーリ語ではアニッチャです。その筋の方は何度も耳にし、私を含め、この言葉を頼りにやり過ごした事があるのではあるまいか・・・

 

無常とは、祇園精舎の鐘の音、盛者必衰・・・などで最初に日本人は触れたかもしれません。つまり、世の中は移り変わり、変化し、常に一定のものはないという教えです。しかし、マインドフルネスを深めていくと、より身近で、より細やかな無常に触れることになります。マインドフルネスを超えるとワンネスが待っていると僕は実践して思うのですが、ワンネスの前段階にこの無常を実体験として感じるようになります。

 

自らの外側が無常なのは、渋谷や新宿駅などがわかりやすく、常に変化しているのは見てとれます。僕の住んでる下北沢も今わかりやすく、駅周辺が変化しています。しかし、無常とは外の変化はもちろん、内なる変化に目を向け、それに気付くことが大切です。なぜ内なる無常に気付くことが大切なのか?どんな感情も、期待も、絶望も感覚であり、思考に過ぎません。これらの感覚や思考は常に移ろい、変化します。それを抱え続けたとしても、それは毎秒毎秒、ぎゅっと抱えているに過ぎません。本当は自然に従えば、その感情や思考は起こり、消えていく、ただそれだけであり、無常なのです。

 

自らの内側で起こっては消えていくそれは、あなた自身が毎回抱きかかえているのであれば、それを手放せばいいし、手放すタイミングを見計らえばいい。マインドフルネスでは、自分にべっとりとついていると錯覚しているその感覚や感情や思考は無常であり、移りゆくものである事に気付くことができます。そこからどうするかはあなた次第です。まずは自分の内なる無常に気付く事が大切だと私は思います。

 

 

 

昨日募集を開始いたしましたマインドフルネスおはなし会。早速、反響をいただいており、ご予約を既にいただいております。席を多めにご用意していますが、場合によっては席をご用意できない可能性もありますので、お早めにお申し付けください。必要な方に届くといいな(7月20日長浜市、21日神戸元町

 

 

life-healing.hatenablog.com

 

 

ヒーラー奈良岡元(こちらからお問い合わせも可能です)

www.naraokahajime.com

 

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