奈良岡整体

告知と哲学を記します

変化を受け入れた先に治癒がある

先日、母に電話をした際に、白内障の傾向があると診断されたらしく、色々アドバイスをしました。つい最近も白内障の事を記事にしましたが、良い機会なので、ちょっと解説しようと思います。

 

白内障は、眼球の中にあるレンズが、たんぱく質で曇ってしまって、視界不良になる症状です。これは目薬では届かない領域で、薬物治療も困難で失明に繋がる症状です。手術で眼球の中にあるレンズ(水晶体)を、人工的なものに取り替える手術をします。悪化を防ぐには、紫外線を避ける事が大切です。天気にかかわらず紫外線に特化したサングラスを着用すべきでしょう。たんぱく質は熱が加わると、卵焼きのように白く濁ります。これと同じ原理です。

 

たんぱく質といえば腎臓です。 腎臓を労わる為に、母は飲酒をほぼ毎日します。飲酒を1ヶ月ほど辞めてみると、検査結果に変化がでる可能性も無きにしも非ずだと思います。しかし、中々簡単にはいきません。これは母だけの話ではなく、お酒やタバコを一時的にでも辞めるという事を持ち出すと、『楽しみがなくなる』という事を、大凡の患者さんが仰います。じゃ、楽しさって自分にとって一体なんでしょうか?楽しいとは、テレビやお酒やタバコなど外から得なければ、人生は味気なくモノクロなのでしょうか?

 

お酒で人生を彩り手術を受けるのか、変化を惜しまず手術を回避するべく、新たな自分に気付くのか、という大きな選択を自分自身がどう決断するのか?これ以上でも、これ以下でもない。とてもシンプルなことです。僕は自分の人生は自分で決断し、全うしたいので、他者(医者)に自分の人生を託すことはしたくない。変わるためのチャンスは実は今も平等に毎日、万人に訪れるます。治癒とは変化です。変化とは現状維持の延長線上にはないと僕は考えています。何かに依存してしまうのは、常に自分が満たされていないと、無意識が感じているからではないでしょうか?楽しさや幸福は獲得するものではなく、気付くものだと思います。

 

ヒーラー奈良岡元

www.naraokahajime.com