奈良岡整体

告知と哲学を記します

呼吸、忘れてませんか?

クライアントの身体を観察していると、ほとんどの方が呼吸がチグハグだなーと。別に、生きてるんだし、吸って、吐いてはやってはいますよ。しかし、作法がいけません。呼吸をないがしろにしては実に勿体無い!でも、誰も教えてくれない呼吸の神秘。では、ここでその恩恵を書きますね!

 

 

呼吸ができてないとでる影響

ズバリ自律神経が乱れます。自律神経が乱れると身体は本来の機能を果たせません。そのためイライラや不安などが起こりやすいです。また、パニック症などに繋がる事もあります。身体的な影響としては生理不順、生理痛、不眠症、便秘、冷え性、浮腫み、慢性的な倦怠感、他にもまだまだ関係があります。中でも睡眠障害は大変な問題です。睡眠障害から精神的に疲れてしまい、うつ症状に発展する可能性もあります。さらに、喘息やアレルギーなども実は呼吸不全が問題な場合も考えられます。

 

呼吸の基本を知ろう

呼吸は基本的に鼻で行います。口で吸ってはいけません。口で吸うと、乾いた空気が入りますし、雑菌や空気中のダストが直接喉を通りますので、喉や肺に悪影響です。結果的に喉が腫れたり、鼻炎や花粉症になったりと悪循環なので、鼻から吸う事を徹底して下さい。

 

呼吸をもたらす横隔膜

肺呼吸というけど、呼吸は横隔膜が動く事で実施されます。横隔膜はみぞおち辺りから、ドーム状に腰の骨あたりまで繋がっています。横隔膜が下に下がると、息を吸い、元に戻ると息を吐くのが基本動作です。また、横隔膜のすぐ下には肝臓がいるし、大腸も横隔膜にぶら下がっています。適切な呼吸は内臓への有益な刺激となり、血液循環も高まり、身体の冷えも緩和されます。そもそも内臓が病気になる大きな原因の一つが血液循環不良なので、呼吸がしっかり行われれば予防にもなります。

 

朝にオススメな呼吸

空気を沢山吸います。吐く息はハーっと勢いよく吐き出します。目安として5秒で吸って、一気に吐く。これを行うことで自律神経は交感神経モードに切り替わります。眠気やボーッとした頭がシャキッとします。また、午前中は最も仕事をするパフォーマンスも高いので、ボーッとしていては勿体ない!朝にしっかり脳をパフォーマンスアップして、効率の悪い夕方の残業を回しよう!脳は夕方以降はお休みモード突入で、深夜になるまであまり使い物になりません。

 

帰宅して寝るまでにしたい呼吸

息を吐くことをメインに考えましょう。まずはフーッと吐いて、吐いて、吐ききる。吐く時は身体を脱力させます。7〜8秒で吐いて、3〜4秒で吸う。吸う時は胸も腹も一緒に膨らませて下さい。吐く時のポイントは背中から吐き出して下さい。背中まで肺はあり、背中に不要なガスがたまっていることが多いです。また、吐く息は副交感神経を優位にしてくれます。副交感神経は内臓機能を効率的に働かせてくれます。また、睡眠の導入にもこの呼吸は有効です。最高の急速こそ、翌日の最高のパフォーマンスを生み出します。

 

まとめ

まずは鼻から吸って、吐いているということを実感するだけでも一歩前進です。呼吸は裏切らない!どんなときも私たちが生きている限りここにあることをお忘れなく!

 

『呼吸は平等でフリーでできる最高のセルフケア』

 

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