奈良岡整体

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顎関節症を科学する

顎関節症は、口を開くと痛みがあったり、異音がしたり、口を開くのが困難の場合、顎関節症だと宣告を受けます。原因は実に様々なバリエーションがありますが、大きく分けると2つです。

 

 

顎関節症になる2つの原因

生活習慣から発症

1つは生活習慣によるものです。これは噛み癖や歯ぎしり、食いしばり、骨格の歪み、考え方の癖など、とにかく日々の間違った繰り返しによる結果といえます。こちらは緩和可能だと考えられます。

 

噛み癖

物を噛むという動作は平面的な動作ではなく、とても立体的な動作です。歯ですり潰したり、噛みきったり、砕いたり、様々な立体的な動きで噛む事を成立させています。そのため、複雑に神経や筋肉を動かすため、極力効率的に噛むために、ひとつの動きだけを繰り返す事で、自然にスムーズに噛むという事を獲得します。ただ、例えば右側だけで噛む癖ができると、顔の右側を下にして就寝する確率がグッとあがり、身体全体で噛み癖を増長するような生活を送ることになります。その結果、下の顎がズレます。これを僕は顎ズレと呼んでいます。まずは食べることに意識を集中しましょう!そして、よく噛んで、左右満遍なく噛む事が自動的にできるまで癖付けしましょう!

 

歯ぎしり

これは心身のストレスにより、頭蓋骨が毎日歪み、その歪みを調整したり、頭蓋骨の内圧を減圧するための自律調整のように思います。ただ、歯ぎしりの原因となる頭蓋骨の歪みや圧迫を引き起こすストレスを、患者さん本人が明確化できていない場合が多いです。歯ぎしりをしてしまう場合、自分自身が何がストレスで、何がしたいのかを整理して見つめ直す必要があるように思います。ただ、頭蓋の歪みは脳の整体ブレインハックでも対処できるので、対処しながら原因を突き止めることも必要だと思います。

 

食いしばり

食いしばると筋肉や運動のパフォーマンスが上がるとは思えません。逆に神経伝達に伝送損失が起こります。歯を食いしばるより、リラックスして、舌をグッと上の歯に押し込める方が筋力や神経の伝達のパフォーマンスに損失がないように思います。

 

骨格の歪み

顎の骨は舌骨という顎の奥の骨を通して、肩甲骨や鎖骨に接続しています。肩甲骨や鎖骨は腕の一部なので、腕がねじれたり、手首がねじれたりしても顎は影響を受けます。手首や肘は整体をすれば簡単に整う部位でもあります。また、指を使いすぎて、筋肉のバランスが崩れてしい、筋肉がエラーのような動作をしてしまうのも、顎関節症の原因になり得ます。でも調整すれば良くなります。

 

外傷から発症

2つ目は、副作用によるものです。例えば、大きな骨折をしたり、手術をした場合、転倒をして処置を怠った場合、虫歯や差し歯の治療後の不調和などで起こる場合です。こちらは既に身体が初期設定から逸脱しているため、完全なる寛解は半々の確率で、悪化を防ぐことで緩和の兆しも見えるかと思います。

 

 

まとめ 

怪我をしたり、手術をした経験がある場合は、必ずしも良くなるとはいえませんが、生活習慣から起こっている顎関節症は然るべき処置と対策で防ぐことができます。

 

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