奈良岡整体

告知と哲学を記します

甲状腺

甲状腺の状態に異変がある場合、橋本病やバセドウ氏病という病名がついてしまいます。甲状腺の異常を感じる症状としては、安静にしているのに動悸したり、通常の食生活をしているのに、太ったり、痩せたり体重変動が起きたり、便秘、浮腫み、倦怠感、生理痛などが発生します。これって整体などでよく耳にする症状です。

(この場合、長時間の入浴は体力を削ぎ、腎臓や副腎の機能を疲弊させるので危険です。なんでも温めれば良いというのは健常者にとっては逆効果ですね。)

 

 

 

甲状腺の役割

主に甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは新陳代謝を促すためのホルモンで、全身を巡ります。これは甲状腺は全ての器官細胞だと容易に考えられます。全身の基礎代謝に関係し、新陳代謝にも関係しています。また成長にも大きくか関わっています。甲状腺はベリー靭帯で気管にくっついています。外頸動脈と鎖骨下動脈から血液を受け取り、甲状腺静脈へ向かいます。つまり大雑把にいうと、『肺につながる喉の管にまきつき、細胞を働かせ、生まれ変われせるのが仕事』なんですね。

 

甲状腺が病むだろうなと思う身体的特徴

僕の経験則ですが、ズバリ!首に問題のある人。ストレートネックは勿論、顎が身体の前に出ている人は可能性が高いように思います。また、頸動脈を脈診すると、左右差がある場合が実は結構あります。この場合、甲状腺の病か、乳がん、リンパ腫などの問題も起きやすいように思います。女性の場合、過度な筋トレや上半身を酷使する競技もリスクがあります。でもこれは整体をし、日々整えればある程度回避できることです。何度も申し上げますが、病気になってからでは手遅れ!日々の対策が重要です!しかし・・・身体の問題以上にこじらせるのはその方の性質ですね。

 

甲状腺が病む方の性質

よく、男性の多い職場で働く女性が患いやすい病として、バセドウ氏病は挙げられます。ここから何が言えるかというと、甲状腺視床下部、脳下垂体の指示を受けているため、その人の考え方や生活習慣に影響を受けるということです。つまり脳(思考や習慣)が甲状腺の機能を狂わせる事も考えられます。先に述べた構造的なストレスと、心的なストレスの影響が出やすいのが甲状腺ともいえます。ある方のブログでイライラすると、上部胸椎が頑なになると書いていらっしゃいました。まさにそれ!です。僕はイライラという解釈に至らず、ジレンマを抱えるとC7がロックされると感じていたので大変腑に落ちた内容でした。つまりエビデンスはないけど(誰かが作ったエビデンスなんてどーでもいいけどね)『思い通りにいかないと甲状腺は傷つく』んだなと。残念ながらいくら女性が社会進出しても、社会とは男性が作ったもの。女性の思い通りにならない事、不条理を沢山感じると思います。あれもこれも欲しがらず、プライベートも仕事も、自分は何ができるのか?何をしたいのか?に一つ一つ集中する事で少し回避できるのではないでしょうか?

 

 

人は、男女問わず、ひとつづつしか手に入りません。沢山持ってそうな人も、ひとつづつ成し遂げただけですね。『二兎追うものは一兎をもえず』です。

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小田原の海。海で行うマインドフルネスは絶品ですね。

 

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