奈良岡整体

告知と哲学を記します

何を感じたのかこそ最強の武器となる

情報は大きく分けて2つの種類があります。1つは実体験の伴わない脳だけに作用するものです。2つ目は実体験を伴う身体感覚を含む脳に作用するものです。これは大きく意味合いが違います。さらに、これら2つの情報に対する奥行きも存在します。

 

脳だけで知っている情報は大凡二次情報です。誰かが言っていること、誰かが行ったことの顛末を知っていて、それを記憶している状態です。例えば、本を読んだり、SNSで見知ったりなどです。情報と特定の距離感があります。

 

後者の身体感覚を含む脳に作用する情報は、所謂体験です。これは一次情報に分類されます。自分が何を感じ、何を体験したかという実体験的な情報です。これは本来、傾向はあれど十人十色の情報です。

 

実はこれ、僕はすごく仕事をする上で気をつけていることなんです。

 

例えば、僕には子供がいません、そのため、子育て経験がありません。僕も40ですから、色んな方の子育に少なからず触れることがあります。でも、僕には何も物申す資格がありません。僕の情報は二次情報に過ぎないから。その人にはその人の価値観があります。そして実際に子育てしているお母さんがどんなに大変か・・・また大変だという尺度こそまさに一次情報で十人十色。どのくらい大変かはその人によって違います。だから、絶対に物申さないようにしています。特にこのようなブログでは自分的タブーにしています。

 

でも、こういう感覚のない人って、この一線を平気で越えるんですよね。特にセラピスト業界の人々・・・もう一回立ち返って、ご自身を振り返ってみて下さいよ。あなたの口から出た言葉、それ、あなたには実体験があるんですか?ってこと。

 

ここのリテラシーが低いと、あっけなく優れた情報戦略の前に騙されます。別にトレースされた二次情報は本を読めば得られることばかりですし、二次情報をかき集めてもそれは三次情報になり下がるだけでですから商品価値のないものですね。

 

つまり、何が言いたいかっていうと、自分の身体で体験して、自分が何を感じたのか?を知覚することが一番価値があることだと僕は思います。知識をいくら詰め込んでも、自分がその情報で何を感じたのかを知覚しなければ、それは体験とすらいえないんだと思いますね。

 

 

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