奈良岡整体

告知と哲学を記します

1年間マインドフルネスをやってみた

僕にとってマインドフルネスは今となっては毎日の重要な日課です。しかし、ここまで日常的に取り入れるようになったのは札幌に引っ越した時からでした。それ以前はしたり、しなかったりでしたが、今はちょうど365日くらい毎日続けたように思います。僕がなぜ札幌でマインドフルネスの必要性を感じ、1年間続けたマインドフルネスが僕に何をもたらしたのか?シェアしたいと思います。

 

【辛かった札幌生活】

何が辛かったかって、自分が信じていたものが最初全く通用しなかった事です。別にライフススタイルは人それぞれだから、正解なんてないんだけど、身体や構造というのは一定の法則や原則があります。どう見ても身体が歪んでいる場合、その状態や原因をお伝えすると・・・・でも私は〇〇さんに定期的に診てもらっている、とか、〇〇さんの骨盤セラピー受けているから問題はない!というような返答に数多く触れました。痛いから来院してるのに??そう言われたら、僕は帰ってもらうしかないもんね・・・いくら身体の基本や専門知識を持ち出したところで、患者さんがそれらを不要だと思う以上、僕には手の打ちようがありません。しかも、まぁ続くんですよ、すごい歪んでるのに、あそこ行ってるから大丈夫!っていう人たち。きっと今冷静に考えると、腰痛いんだから、腰揉めよ!って事だったのかも知れませんね。僕って、あまり承認欲求、少ない方だと思ってましたが、誰にも理解されないという事はやっぱり悲しい事なんだと40歳にして痛感しました。

 

【集客をやめたのも札幌】

このような経験から、札幌で今までのような集客方法では、同じことの繰り返しで、Lose-Loseの関係を築くだけと実感した僕は、サロンも早々閉じて、集客のための宣伝もやめて、ただただ、家でふて寝してました・・・だったら瞑想でも深めよう!くらいの勢いで毎日瞑想をするようになりました。また、札幌での集客は壊滅的だったのですが、九州、関西、関東、四国、名古屋などから、わざわざ札幌に患者さんや生徒さんが足を運んでくれてまで、僕のセッションを受けに来て頂ける機会が沢山ありました。何の気なしに訪れた帯広でも、随分自分を必要に思ってくれて嬉しかった!こりゃ腐ってられないなと、自分を取り戻すためにも瞑想は大切な作業だったように思います。そしたら“気づいた”んです。集客って無理にこちら都合で集めるものではなく、人と人としっかり向き合って、その人のためになる仕事を確実に実行する事こそ、時間はかかるけど、最強の集客だと気づけました。そしたら、尚更、既定路線のビジネス集客みたい方法が僕には無意味に思えました。なので紹介メインに路線変更を致しました。

 

【紹介制にして大正解】

紹介制って、いわゆる京都文化の一見さんお断り!みたいな事なんですが、それって鉄のルールじゃなくて、常連さん、お得意様を第一にしようって京文化ですよね。僕もこれはすごく共感します。僕も人間です。不完全で歪な人間です。万人を愛したいと願っていますが、残念ながらその境地には達していません。道半ばな僕が、患者さん一人一人を大切に、尚かつ丁寧に接するには、僕が大切に思う患者さんが、大切に思う人だと、すんなり受け入れる事ができます。これはセラピーにとって大切なリソースだと僕は思います。紹介制に致しましたら、札幌外の患者さんから、札幌の方へ紹介が波及し、じわじわと札幌でも集客が成されていきました。そして、紹介が故に、僕とのマッチングも良好で、まさにwin-winの関係を築けました。でも、紹介で待ち続けるって、普通はちょっと怖いし、不安なんです。でもね、瞑想に取り組んでいると、その怖さも不安も空虚なものだと簡単に気づけるのです。

 

【帯広で生まれたマインドフルネスお話会】

ここまでの道のりは文章にするとあっという間なのですが、自分にとっては中々苦難の道でした。しかし、これを決断し、乗り越えられたのは患者さんの支えが一番ですが、やっぱり瞑想を毎日欠かさなかった事だと僕は痛感しています。ここではっきりさせたいのが、瞑想とマインドフルネスは方向性は一緒でも、ややニュアンスが異なります。僕が考えるのは、瞑想というのはお悟りに近づく方法で、マインドフルネスは健やかさを保つ方法だと解釈しています。お悟りを目指している場合は、厳格なルールや作法があるので、経験豊かな師匠に弟子入りするのが得策でしょう。しかし、そうではなくて、より豊かに、健やかに、穏やかに日々を過ごし、自らを大切に生きる道を望むのであれば、マインドフルネスは最良の方法です。帯広ではマインドフルネスを一般的に生活する方々へお話する機会を頂き、お話させて頂きました。これまた大変良好なリアクションを頂き、これこそ現代社会に必要なこと!だと気づいたのでした。

 

【まとめ】

私が最近何度も口にしている“気づく”という事は、悟るにしても、健やかに生きるにしても、一番最初に取り組む事が必要な要素です。自分がどう感じたのか、自分が何を望むのか、は細やかに感じ取る事が大切です。細やかに感じ取ったあと、それを手放す作業に移るのですが、そこに至るプロセスが大切だと僕は実感しました。札幌での地獄の生活は逆にたくさんの気づきがありました。その時は辛くて、悲しくて、やるせなくても、そこから何を拾い、何に気づけるのかでその経験はアセンション(次元上昇)します。つまり、全ての経験はマインドフルネスであれば、一つも無駄はないと私はお伝えしたいと思います。

 

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ヒーラー奈良岡元

www.naraokahajime.com